家の中の温度差「ヒートショック」

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 JOYHOMEホームアドバイザー【K】です

昨今ヒートショックという言葉はメジャーになりましたが

暖かい今の時期になると意識が薄れ寒い冬が来ると現実味を帯びます

自分に家族に大切な人に置き換えて今一度真剣に考えてみましょう

 

その昔仕事でお世話になっていた年配の男性が心筋梗塞で亡くなりました

寒い冬の1月にお風呂場で倒れそのまま帰らぬ人となりました

つい数日前に会った時は非常に元気でいつも通り楽しく会話をさせていただき
また今度もいつも通りにお会いできると思っておりました
あまりにも突然で今でも当時を思い出すと悲しい気持ちになります
塗装屋さんでしたがまだまだ働きたかったでしょう

お孫さんともっと遊びたかったでしょう

やり残した事が山ほどあったに違いありません

ご家族は「お爺ちゃんは寿命だったんだよ」とお孫さんをあやしておりました

 

当時の私はただご冥福をお祈りすることしかできませんでした
そして改めて自分が生きていること家族が生きていることに感謝し
自分は何が出来るのかを真剣に考えさせられた出来事でもありました

 

自分が出来ることは住宅建築でお客様に貢献することで日々邁進しておりました
とある日「お爺ちゃんは寿命だったんだよ」の言葉を思い出し違和感を覚えました

本当に塗装屋さんは寿命だったのだろうか?寿命とはいったい何なのだろうか?

20年前の若輩者だった私がその答えにたどり着いたのはずっと後のことでした

そのお宅は築40年以上で隙間だらけの非常に温度差のある寒い家でした

暖かいリビングから北側の寒い浴室に移動すれば血圧は大きく変動します

その原因で塗装屋さんは心筋梗塞を発症し他界されたのだと思います

お爺ちゃんは寿命を全うしたのではなく無念の事故だったのです

 

気温が急激に下がる11月~3月に家庭内での死亡事故は増えます

急激な温度の変化で血圧が大きく変動し心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします

卒倒し頭部打撃や入浴中の溺死など二次的被害もあります

年間に交通事故の死者は4000人程ですが家庭内の事故は毎年15000人以上です
それは住宅の断熱や換気レベルが低く家の中での温度差が大きいことが影響します

外気との温度差よりも家の中の温度差が諸悪の根源です

その根拠として北海道と沖縄は他の都府県よりも発生頻度が少ないのです

外気温が低くても住宅内の環境温度条件が保たれれば十分抑制できるのです

寒さの厳しい北海道は当たり前に温度差の無い家造りをしてきました

今更意識する企業も垣間見えますが東北6県はまだまだ時代遅れの現状です

 

何処の住宅展示場に行っても当社は暖かい家ですと言うのでしょう

それは商売が前提であり我が子は可愛いと同じで根拠がありません

各室各床にエアコンや床暖房を設置してフル稼働するのが暖かい家でしょうか

それは省エネルギーと言う違った観点で時代遅れです

なにより高気密高断熱の方法を知りながら寒い家を平然と売っている企業

言葉が強すぎるかもしれませんが目先の収益を優先させている企業ではないでしょうか

断熱・気密・換気・冷暖房に関して正しい知識を備え

その根拠に基づいて造られた家は年中快適で省エネ住宅なのです
そして温度差が軽減され不幸な家庭内事故が起こりにくいのです

快適な家は病気に罹患しにくく本当の寿命を全うできるのではないでしょうか

上記は当社ジョイホームのスタンダードでありキーワードは「家は性能」です
その根拠は当社展示場や完成現場にてぜひ体感し確かめて下さい

今年の冬も残念ながらヒートショックで悲しい思いをする方がいるでしょう

新築やリフォームを今すぐ出来なくても暖かい今から知識と予防が必要ですし

新築する方は大切な家族と自分を守る為に本当に失敗しない家造りを考えて下さい

最後にもう一度「家は性能」です

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