K邸の事・続
こんにちはコダイラです
建物を設計する上で「統一感」はとても重要な要素の1つです
これがうまくコントロール出来ていないと、
どんなに優れたプランニングをしても、
結果的にとても残念なモノになってしまいます
そうならない為に、設計の早い段階で
デザインコード(方針、指針)を決める必要があります
それは施主との対話の中から見つけ出すことが多いのですが、
K邸の場合、「薄い」がキーワードでした
・建具の存在感をなるべく薄くするために、手掛けやハンドルはなるべくつけない
・造り付け家具やテーブルが重たくならないようなデザインをする
・部屋の構成要素を極力減らし、使う色も最低限に抑える
etc・・・
それぞれがどの様に空間に影響してくるかは、
実際に現場で見て、感じてもらえたらと思います
デザインコードは設計者の性格・好みも大きく関ってくる為、
人によって、また、物件によって、まったく別の表現になります
「この家の施主と設計者はどんな好みなのかな」と考えながら
見学すると、また面白い見方が出来るのではないでしょうか
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